満水の状態で流れる川棚川(平成2年7月2日午前10時頃 岩立から撮影)
最終更新日令和3年04月05日
石木ダムの現状・目的・概要について
石木ダムの現状
石木ダムは、川棚川水系石木川の川棚町岩屋郷字川原地先に、長崎県が多目的ダムとして建設を計画しているもので、昭和47年度に予備調査に着手され、昭和50年度から建設採択になっています。
平成7年5月には「石木ダム地域住民の会」及び「石木ダム対策協議会」と基本協定が、また平成9年11月には「石木ダム補償交渉委員会」と損失補償基準協定がそれぞれ締結されており、水没者等の中には既に移転された方もあります。
しかし地元には、一部に石木ダムに対して反対の意思を表明しておられる方達もあり、現在、起業者としての長崎県及び佐世保市と地元の川棚町が、ダム建設についてご理解を頂くため努力を続けています。
石木ダムの目的
石木ダムには3つの役割があります。
- 洪水により河川に流れ込む大量の水を安全に貯留し、地域を水害から守ります。
- 渇水時においても水の流れを安定させ、既得水道用水(川棚町水道用水、佐世保市水道用水等)や既得農業用水を確保するとともに、水棲生物の生息環境や河川の景観を保全します。
- 新たな水源として佐世保市へ水道用水を供給します。