最終更新日令和6年04月15日
計画の期間
令和6(2024)年度から令和10(2028)年度までの5年間
計画の趣旨
我が国の年間自殺者数は平成10年に3万人を超え、平成15年には32,109人に達しました。
このような自殺者の急激な増加に対処するために、平成18年に「自殺対策基本法」が制定され、平成28年に改正し、全自治体に自殺対策計画の策定を義務付けられました。自殺対策基本法が施行されて以降、「個人の問題」と認識されがちであった自殺は、広く「社会の問題」と認識されるようになりました。また、平成29年には自殺総合対策大綱が見直され、「誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指す」という基本理念のもと、国を挙げて社会全体の取り組みとして、自殺対策を総合的に推進してきました。その結果、自殺者数は3万人台から2万人台に減少するなど成果が上がっています。
しかし、自殺者数は毎年2万人を超える高い水準で推移しており、さらに、令和2年には新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、自殺の要因となり得る様々な問題が悪化したことなどにより、自殺者数は前年を上回っています。全国的な推移を見ると、女性や子ども・若者の自殺が増加、さらに人との接触の機会の減少により、孤立に陥る人や支援を必要とする人の増加等、社会全体の自殺リスクは高まっているといえます。
このような状況を受け、令和4年に自殺総合対策大綱が見直されました。新大綱では、自殺は、その多くが追い込まれた末の死であり、自殺の背景には精神保健上の問題だけでなく、保健・医療・福祉・教育・労働・その他様々な分野の機関や団体が連携し、「生きることの包括的な支援」として実施していくことが重要とされています。
川棚町では、令和元年に「川棚町大切ないのちを守る自殺対策計画」を策定し、自殺対策を推進してきました。今回、新たに第2期を策定することにより、庁内及び関係機関・団体等の連携を強化し、自殺対策のより一層の推進を目指します。
川棚町大切ないのちを守る自殺対策計画(第2期)
川棚町大切ないのちを守る自殺対策計画(第2期)~地域で手をつなぎ、心をつなぐ~.pdf
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担当課名:健康推進課 健康増進係
電話番号:0956-82-5412
電子メール:zoushin @ town.kawatana.lg.jp
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