最終更新日令和6年04月11日
令和6年新年挨拶
謹んで新春のお祝いを申し上げます。皆さまにおかれましては、穏やかな新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
また、日頃から町行政全般にわたりまして、ご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
昨年5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に位置付けられ、様々な制限が緩和されたことから、これまで自粛してきたイベントや各地区での行事などが再開されるようになりました。
これまでとは少し違った新しい生活様式に変わりながらも、国内外の多くの人々が自由な移動を楽しみ、コロナ禍前の賑わいを取り戻しつつあります。
昨年を振り返ってみますと、世界情勢としてはロシアによるウクライナ侵攻がいまだ終結の気配を見せず、また、各地の紛争により、多くの人命が奪われ続けており、国内においても、円安等による燃油・物価の高騰が私たちの生活において大きな負担となっています。
国の交付金等を活用し、様々な経済支援対策を行っておりますが、少しでも早くこのような状況が収束することを願っております。
昨年2月に長崎国際大学と、6月に長崎総合科学大学とそれぞれ包括連携協定を締結し、本町が抱える様々な課題の解決や地域振興策について連携・協力していただくこととなりました。
6月には、ダンスボーカルガールズユニット九州女子翼のメンバーで本町出身の詩絵里さんに、2人目の「川棚町ふるさと応援大使」に就任していただきました。
若い世代の新鮮な視点や発想による、まちづくりや情報発信の提案をいただくことで、川棚町がより元気なまちへと発展できることを期待しています。
スポーツ振興の面では、広報かわたな(2023年12月号)でもお知らせしましたが、今年度から取り組みを開始した「ホッケーを活用したまちづくり計画」が評価され、スポーツ庁長官表彰を受賞しました。
令和6年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)において、ホッケー競技が大崎自然公園交流広場で開催されることから、人工芝コートの改修に取り組んでおり、インターハイ後も引き続き、スポーツを活用したまちづくりの拠点として活用したいと考えております。
本年は、町制施行90周年にあたり、各種記念事業の実施に向けて準備を進めておりますので、多くの町民の皆さまのご参加をお願いいたします。
川棚町が町民の皆さまの笑顔があふれる理想の町となっていることに思いをはせながら、皆さまとともに「まずは一歩前進できた」と実感できるように努めてまいりますので、これまでと同様にご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、この一年が皆さまにとりまして輝かしい年となりますよう、心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。
川棚町長 波戸勇則
就任挨拶
若さと笑顔あふれる住みよい町の実現
~ We can change ~
この度の任期満了に伴う川棚町長選挙において、多くの町民の皆様方の温かいご支援とご支持を賜り、町長として町政のかじ取り役を仰せつかることになりましたが、その責任の重さに身が引き締まる思いであります。
近年の社会を取り巻く環境は、新型コロナウィルス感染症やロシアのウクライナ侵攻などにより、非常に厳しく複雑化・多様化しており、日本国内の経済活動や住民生活も大きな影響を受け、先が読めない厳しい状況であります。
本町におきましても例外ではなく、燃油価格や物価の高騰などに起因する諸問題や、これから解決していかなければならない多くの課題がございます。
私は、これまで11年間にわたり、町議会議員という立場で、町民の福祉を向上させるよう政策実現に携わってまいりましたが、これまでの町政を継続すべき部分はしっかりと引き継ぎながら、新しい技術・発想を積極的に取り入れ、また、これまでお聞きした町民の皆様の声などをしっかりと踏まえ、「若さと笑顔あふれる住みよい町かわたな」の実現に向け、次の政策を柱に誠心誠意邁進してまいります。
1、子育て世代の方に対して、川棚町の未来を担う子供たちの健やかな成長を願い、出産祝い金の対象者拡大や給食費の無償化など、保護者の子育てにかかる負担を軽減できるような子育て支援の充実に取り組んでまいります。
1、高齢者や支援が必要な方々に対して、これまで取り組んできた様々な政策のさらなる充実を図ってまいります。
また、高齢者のお出かけ応援として交通サービスの実現に向けた取り組みを進めます。
1、産業振興について、商工業や農林水産業の発展のため、商工会やJA、関係者等と積極的に意見交換を行い、連携を図りながら取り組んでまいります。
また、ふるさと納税返礼品の新規商品や新規事業者に協力していただくことにより、返礼品の充実を図り町内産業の活性化とともに、本町のPRにつなげる取り組みを行います。
1、地域の防災について、現在活動されている消防団員や地域の方々のご意見を伺い、消防団員の活動充実を目指すと共に、地域の自主防災組織による活動や防災・防犯の取り組みを協力し合いながら進めてまいります。
1、石木ダム建設について、協力して移転して頂いた皆様、反対しておられる皆様、町民誰もが早期解決を望んでおられますので、知事との話し合いで解決できるよう、川棚町としても取り組んでまいります。
1、SNSを利用した発信力の強化について、自由な発想で地域の中から発信できる仕組みづくりを目的とした、専門の担当者を住民の中から公募し、さらなる情報発信につなげる取り組みを行います。
いろいろな事業を進めるためには、財源の確保が必要不可欠でありますので、しっかりとした財政運営にも努めてまいります。
川棚町のすばらしい人や自然、文化、歴史を守り未来へつなげていくため、町民一人一人の声にいつでも耳を傾け、行政の課題を早期発見し、川棚町が郡内で一番と言われる活力あるまちづくり、若い世代が活躍できるまちづくりを目指し、福祉の向上、生活の向上を図ってまいります。
町民皆様のご理解とご協力を改めてお願い申し上げまして、就任のご挨拶といたします。
川棚町長 波戸勇則