小串郷駅は川棚町の観光地である大崎半島の最寄り駅であり、駅のホームは地元団体「心の花を育てる会」の方々がボランティアで管理する季節の花々で彩られています。
小串郷駅の成り立ちは太平洋戦争にまで遡ります。昭和19年(1944年)、日本海軍が魚雷艇訓練所を川棚町新谷郷の海岸一帯に設置しました。その訓練所に到着する多くの資材や、隊員たちの輸送・利便を図るために駅を設置したのが始まりです。駅名は、山口県に小串(こぐし)駅があったことから、郷をつけて「小串郷駅」とされました。
終戦により魚雷艇訓練所が廃止され駅設置の理由がなくなったことから駅廃止の方針が示されましたが、地元住民あげての存続運動が実を結び、駅廃止は撤回され小串郷駅は今日へと受け継がれています。
現在の小串郷駅舎は昭和60年(1985年)に川棚町が新築し、町の委託により、地元地域の自治会で組織される「小串郷駅管理委員会」によって管理されています。
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